農産物を安定して効率よく供給していくには、優れた農地を確保し、農業の担い手や組織を育て支えることが欠かせません。そこで、安全で効率的に農作業ができるよう農地を整備するとともに、客土、暗渠排水など土層の改良や、バイオマスの有効活用などによって、品質の高い安全・安心な農産物が生産できる農地づくりを進めています。

●富山県では昭和40年代から50年代にほ場整備が進み、整備率は全国でも上位ですが、いまだに作業効率の悪い農地が残り、耕作放棄地の発生にもつながっています。
●しかも整備後40年近く経過し、用水路などの老朽化が目立っています。
●地域それぞれの実情に応じた効率的な農作業と、高品質な作物生産ができるよう、きめ細かな整備が求められています。
●また近年は自然生態系や水辺環境に配慮した整備が求められています。